裁判傍聴って気になるけど、なんかよく分からないし難しそうだな。
そう思って敬遠している人はいませんか?
私もずっとそう思っていましたが、転職時の有給消化で時間ができたため、
初めての裁判傍聴に行ってきました!
結果的にとても興味深かったため、初めてでも楽しめるよう裁判傍聴の方法をまとめました。
ご参考になれば幸いです。
目次
裁判傍聴の概要
場所:各地の裁判所(当ブログでは東京の地方裁判所についてご紹介します。)
日程: 平日 午前10時頃〜12時 午後1時過ぎ〜4時過ぎ
開廷自体は10時からですが、建物には早めに入ることができます。
(東京地裁では,土・日・休日と,年末年始などの特別な時期を除き,通常は毎日何らかの開廷予定があるとされていますが、東京以外については各自ご確認ください。)
料金: 無料!!
当日の流れ
1.まずは東京地方裁判所にいきましょう
- 「霞ヶ関駅」A1出口から徒歩1分,「桜田門駅」5番出口から徒歩約3分の場所にあります。
何個か入口があり、社員用の入口もあるため間違いないよう気をつけてください。
入口から入ると空港にあるような荷物検査があります。
無事に抜けたら、本日傍聴する裁判を選びましょう!
2.傍聴する裁判を選びましょう
入口を抜けてすぐ、1階ロビーの守衛ボックスに備えつけてある「開廷表」に、その日に審理される事件の時間や法廷番号等が書いてあります。
それらを見て傍聴する裁判を決め、時間になったら記載の場所の法廷に向かいます。
3.裁判を傍聴しましょう
時間になったら法廷が開くので、席に座り始まるのを待ちます。
裁判が始まれば、メモを取るなどそれぞれ思い思いに聞いてください。
ちなみに、つまらなければ途中入退場ができますので他の裁判に移るのもありです。
ただ裁判は立見不可で定員が決まっており、人気のものは早めに並んでいないと入れませんので注意してください。
おすすめの裁判
開廷表を見て傍聴する裁判を選ぶのですが、詳細な内容ついて書いてあるわけではないので初心者にはどうやって選べばいいのか分かりませんでした。(ジャンルくらいの記載しかありません。)
色々と調べ、私が実際に傍聴した結果、初心者の方にもおすすめできるものについてまとめました。
1.地裁
地裁と高裁がありますが、高裁は地裁から控訴された裁判を扱うため、地裁の内容が分かっていないと理解しづらいです。
私は面白そうだと思った裁判が高裁だったため試しに傍聴しました。
選んだ裁判が悪かったのかもしれませんが、本当に全然説明されなく、最初から最後までよく分からなかったので初心者には高裁はおすすめしません。
2.新件
これは初公判のことでその事件に対する初めての裁判のことです。
概要やその人の生い立ちなどが語られます。
新件以外だとあまり詳しく説明されなかったりするので、初心者にはダントツで新件がオススメです!
3.刑事
裁判傍聴と言われてイメージするのは刑事の方だと思いますし、見る分にも分かりやすいと言われています。
実際開廷表の民事を見ても、私の知識不足のせいかよく分からない法令がずらーっと記載されておりあまり傍聴する気になりませんでした。
知識があれば楽しめるのかもしれません。
そのため、私は民事は傍聴せず、扉の小窓から覗くくらいでしたが、そもそも所要時間も短いものが多く、傍聴している人もあまりいなかったようなので民事よりは刑事を見に来る人が多いのかなと思います。
4.興味をもてるもの
あとはやはり、自分の興味をもてるものを選ぶのが大事かと思います!
実際、詳細は始まって説明されないと分からないため、裁判の時間を考慮して、なんとなく興味を持てそうなものをピックアップしとくのがいいと思います。
注意事項
概要にも記載しましたが、裁判をやっているのは平日です。
土日はやっていないので注意しましょう。
裁判所敷地内では、撮影・録音が禁止されています。
開廷表の情報もスマホで撮ることができないのでメモの持参は必須です。
ちなみに、携帯電話の電源は法廷に入る前に切らなくてはいけません。
人気な裁判は抽選をされることがあります。
下記公式HPで発表されているので気なる人は確認しましょう。
抽選がなくても、法廷は立見ができず定員が決まっているため、人気の裁判で見たいものがあれば早めに並んでおく必要があります。
ただ、初心者の私には判断難しかったので、法廷周っている際に早めの時間でベテランっぽい人が並んでいたら人気なのかな、くらいの判断をしていました。
ちなみに、定員超えて並んでいても特に何も言われないため、待ったのに定員オーバーで入れなかった…みたいな事象もありました。難しい…
まとめ
敬遠していましたが、初心者でも簡単に裁判傍聴をすることができました!
私と同じように敬遠していた人も、是非気軽に行ってみてほしいです!
私もまた平日に休みがとれたら行きたいと思っています。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
ご参考になれば幸いです。